ロレックスの兄弟ブランド「チュードル」について


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ロレックスの兄弟ブランド「チュードル」について

ロレックスは1930年代、オイスターケースの信頼性・パーぺチュアル機構などの実績は確かだったのですが、
その信頼性に比例して、一般消費者にとっては高価すぎて販売状況は思わしくありませんでした。
実用時計と謳われながらも、ロレックスは高額というイメージが定着してしまっていたのです。

そこで創始者のハンス・ウィルスドルフが本社のあったイギリスでの市場拡大を目指してとった戦略は、ロレックスのコストを抑えて販売価格を下げることではなく、ロレックスのブランドイメージを下げることなく兄弟ブランドを創立することだったのです。
それで登場したのがTUDOR(チュードル)だったわけですね。

チュードルはムーブメントに他社製品を使うことによりコストダウンを実現し、オイスターケースなどの部品はロレックスの物を流用することにより販売価格を下げて、さらにはロレックスのブランド価値を下げることなく、ロレックスの利益をカバーすることに成功しました。
このあたりにハンス・ウィルスドルフのビジネス戦略・経営戦略の鋭さを感じることができますね。

ちなみにチュードルのロゴマークは「チュードル・ローズ」と呼ばれるバラと盾をあしらった紋章で、イギリス国民にチュードルブランドを浸透させるために、クイーンエリザベス1世などを輩出した名門チューダー家の家紋を基にデザインされたそうです。
バラのロゴは年代によって花びらや葉の形が微妙に異なっていてファンも多いですね。
しかし1970年代に繊細な仕上げが施されるバラ(小バラ、デカバラなど)のロゴマークはコストがかかるため、
ハンス・ウィルスドルフの死を機にロゴマークは盾のみになりました。


質は落とさずに価格を下げた普及版ブランド、いわゆる「ディフュージョンブランド」ではありますが、ベルトが無垢なのか巻き板か?やムーブメントが自社製かETA製か?くらいしか違いがない、大変優秀な時計なので、アンティークチュードルの人気も上がっており、価格は高騰傾向にあります。

ムーブメントにETA社製のエボーシュが採用されましたが、ETA社はもともと信頼性の高いムーブメントを作ることで有名でしたし、ロレックス自社製と遜色ない性能を持っていたわけです。

チュードルを付けている人って、時計通な感じがしますね( ̄− ̄)





チュードルの各種モデルについて

チュードル・オイスター
デザイン的にもシンプルでシックな雰囲気を醸し出す「楔型インデックス」、「ドルフィン針」といった仕様になっており、コアなファンが多いモデルです。
チュードルのラインアップの中でも比較的低価格なものが多くて人気モデルとなっています。

チュードル・レンジャー
チュードルレンジャーTとチュードルレンジャーUが存在し、レンジャーTはロレックスのエクスプローラーTに相当するモデルです。一方レンジャーUはエクスプローラーUとはまったく似ておらず、レンジャーTにサイクロップレンズ付きのデイト表示を搭載した仕様となっています。
エクスプローラー同様、かなりの人気モデルですね('-')

チュードル・サブマリーナー
チュードルのダイバーズ・モデルで、ロレックスサブマリーナには無い、メンズ(39.3mm)、ボーイズ(36.4mm)、ミニ(32.5mm)、レディース(27.0mm) といったサイズバリエーションと、青文字盤・イカ針・四角いインデックスなどの遊び心が人気になっているモデルです。
メルセデスベンツ針のサブマリーナも良いですが、イカ針も非常にカッコイイですね!!

チュードル・クロノタイム
ロレックスの「デイトナ」に相当するモデルです。
デイトナとは違い、日付表示が付いていますし、インダイヤルの配置も違うため、一目で違いを判断できます。
回転ベゼル、プラスチックベゼル、ステンレスベゼルの3種類のベゼルタイプが存在しますが、個人的にはやはりステンレスベゼルが好きです。。


2010年3月29日追記:
今年のバーゼルワールドでチュードルのモンテカルロが復刻しました!!
オリジナルはとても手が出せない価格になっていますが、これなら買えるかも!?

チュードル モンテカルロ

かなりカッコイイですね( ̄− ̄)
新型サブマリーナと人気を二分しそうな程、注目している人も多いのではないでしょうか。。


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