エクスプローラーUは1972年に登場します。
エクスプローラーTとはまったく違ったコンセプトを持っており、エクスプローラーTが探検家用に
作られたのに対してエクスプローラーUは洞窟探検家を想定して作られています。
洞窟の中では昼と夜の区別がつきにくい、そういった事も顧慮して作られているわけです。
具体的には、デイト表示機能、24時間針、24時間表示ベゼルによるGMT機能の装備などより厳しい
状況下でも耐えられるように設計されています。
1978年にラインホルト・メスナーがエベレスト無酸素登頂を達成した際にエクスプローラーUを付けていた
ということで知られていますが、実はその時、デイトジャストクォーツを装着していたという説もあります。
その当時は既にクォーツ時計が一般化していましたし、精度・防水性・耐磁性においても機械式時計を
凌駕していたので信憑性は高いかもしれませんね・・・
当時はあまり人気がなかったせいか、古いモデルは市場に少なく高値となっています。
特に現在は販売されていないアイボリーの文字盤などはちょっと手が出せませんね・・・
1972年〜1987年に生産されたRef.1655(Cal.1575)の相場は200万円を越えています(-_-;)
俳優スティーブ・マックイーンが愛用していたことから「マックイーン・モデル」とも呼ばれる
大胆で斬新なデザインなのですが、、、
当時それほど人気が無かったのは、時代がデザインについていけなかったからなのかもしれません。。
2011年に登場した現行モデル(Ref.216570)のひとつ前は1991年に登場したRef.16570となっています。
ムーブメントにCal3185を搭載したモデルで、白黒2種類の文字盤が販売されています。
黒のほうが人気のようで、並行店では白より2万円ほど高いケースが多いですが、
僕はパールがかった上品な白文字盤にも凄く魅力を感じます。。
2011年9月15日追記:
エクスプローラーUも誕生40周年ということで6桁リファレンス(Ref.216570)の新型が登場しました!!
ケースサイズが直径40mmから42mmへと大きくなったのが一番の特徴でしょう。。
詳細情報⇒バーゼルワールド
(BASELWORLD 2011) でエクスプローラーUの新モデル発表
エクスプローラーTもそうですが、どんどん大型化していってしまいますが、腕の細い僕にとっては
旧型のほうが似合いそうな印象です・・・まさかサブマリーナより大きくなるとは、驚きですね( ̄− ̄)
新型エクスプローラーU(Ref.216570)
でも、24時間針が初代エクスプローラーUと同じオレンジになっているのはやはりかっこいいですね!!
個人的にはデザインは新型のほうが好きです。。特にホワイトモデルは品があると思います。。
ムーブメントにはロレックスが特許を保有するテンプの対衝撃保護機構「パラフレックス ショック・アブソーバ」と、
耐磁性に優れた「パラクロム・ヘアスプリング(ひげゼンマイ)」を採用した最新型「キャリバー3187」を搭載して
いますし、性能では当然ながら新型を選ぶのがベストでしょう。
前モデルは価格高騰も考えられますので、欲しい方は急いでゲットしておいたほうが良いと思います!!
|